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ヤマブキソウ

明るい樹林地に出現
 すでに2017-05-09で掲載しているが,秩父地方の幹線道路脇に大群落が出現したので改めて取り上げた。
 ここは竹などが密生した藪で,降雪時には雪で曲がった竹が道路を塞ぐような場所だった。2,3年前,大径木を除いて林床がきれいに除伐された。道路脇なのでクサノオウかと疑った。何らかの整備補助制度が適応されてこのような環境が生まれたと思われる。広角レンズでも全体を捉えることができないほどの広さで,3方向のアングルで撮影した。
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ヤマブキソウ(ケシ科)Hylomecon japonica 山吹草
 本州~九州に分布,低地のやや湿った明るい樹林地に群生する多年草。根茎があり,全体にやわらかく,鮮緑色。多細胞の縮れた毛が疎らにある。根出葉は長い柄がある。羽状複葉で,小葉は5-7個,短い小柄が着き,広卵形または楕円形で先は尖り,さらに切れ込みと細かい鋸歯があって,長さ1.5-5㎝,1.2-3㎝。茎は高さ30-40㎝で,上端近くに3(1-5)個の小葉に分かれた葉が少数着く。花期は4-6月。花は上部の葉の腋に1-2個着く。花柄は4-6㎝。萼片は狭卵形で先は尖り,長さ15-17㎜。花弁は長さ2-2.5㎝。柱頭は2裂し,その裂片は卵形で,後に直立する。蒴果は線形で長さ3-5㎝。径3㎜弱,やや多数の種子がある。(2022.4.27)

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