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ミチノクエンゴサク

陸奥というよりも日本海要素
 地元で見慣れたヤマエンゴサクと比べて小型で細長い印象を受ける。ヒメヤマエンゴサクという別名や種小名に capillipes(= 柄が毛のように細い)が用いられるのもうなづける。畦,草原,林縁など雪国の里では普通に見られた。
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ミチノクエンゴサク(ケシ科)Corydalis capillipes 陸奥延胡索 別名 ヒメヤマエンゴサク
 本州中北部(日本海側・長野県・岐阜県)と島根県隠岐(島後)に分布,人里~山里,林縁,草原などに生える多年草。スプリング・エフェメラルの一種。茎・葉はヤマエンゴサクに似るが,全体はやや細長く,小葉の小さいものが多く,小葉の形は変異が大きい。苞は欠刻があるかまたは全縁。
 花期は4-5月。花茎の先端に総状花序をつける。花は淡紅紫色,淡青紫色~青紫色,長さ7-15㎜。染色体数は2n=16,32。やや花が大きい4倍体(2n=32)が広く分布し,2倍体(2n=16)は新潟県中部以北で見出される。(2022.4.25)

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