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オトメエンゴサク

エゾエンゴサクに似ているが・・・
 本種をはじめて見たのは20年程前。当時はエゾエンゴサクと呼んでいた。近年の研究で本州に分布するものは別種として扱われるようになった。湿り気のある土壌に生育するが,積雪の多い地域では沢沿いの林縁だけでなく,乾きやすい公園の草地などでも見ることができる。写真上はカタクリの群生にミチノクエンゴサクとともに混生していたものを写した。
otomeengosaku.jpgotomeengosaku2.jpg
オトメエンゴサク(ケシ科)Corydalis fukuharae 乙女延胡索
 本州北部・中部に分布,樹林地や林縁・草地などに生える多年草。エゾエンゴサクとよく似ている。距がエゾエンゴサクより細長くて円筒形となる傾向が強く,蜜腺もより細長い。下側の花弁には明瞭に突出する小距がある。花は青紫色が多いが,距が赤紫色のもの,全体赤紫色のものから白色まで変異に富む。染色体数は2n=16。
 エゾエンゴサクとの区別点や分布はなお検討を要す,といわれている。(2022.4.25)

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