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エチゴルリソウ

雪国の瑠璃色
 渓流に溢れる雪代,青空に映える残雪,木々の芽吹きと百花繚乱など,どれをとっても雪国の春は劇的である。久しぶりの雪国の春はやはり期待を裏切らなかった
 前回は雪が少ない年にも関わらず,時期が早すぎてほとんどが蕾。逆に多雪の今季は4月に入って急激な気温上昇。思案した挙句,前回よりも10日遅れで計画した。予想は的中,美しい瑠璃色を愛でることができた。

 二箇所の自生地はともに南向きの急斜面にあり,根元曲がりの樹木(写真A参照)で被われていた。春は雪解けがより早く,夏は直射日光や強雨などを和らげるような環境と思われる。
※ 写真は上から順にA~D
echigorurisou.jpgechigorurisou2.jpgechigorurisou3.jpgechigorurisou4.jpg
エチゴルリソウ(ムラサキ科)Omphalodes krameri var. laevisperma 越後瑠璃草
 本州(福島県・山形県・新潟県・福井県)に分布,山の林内に生え,ルリソウに似ているが,分果の縁に鉤刺がない。茎は高さ25-40㎝,単純で少数の葉がある。花期は4-5(6)月。花序は基部で2分し,花は径約1㎝,長さ8-10㎜の花柄がある。
 学名ステイタスは異分類となっている。(A・C 2022.4.23 B・D 2022.4.24)

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