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マルバルコウ

桑畑で繁茂
 古くから養蚕業が盛んな秩父地方には今でも桑畑が残っている。その桑畑も現在を反映しているのか,帰化アサガオ類マルバルコウによって席巻されている。法的には植物防疫法規制対象となっており,農作物の収穫にも影響を与えているという報告もある。1本のつるが数本合わさると容易に引き抜けない。
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マルバルコウ(ヒルガオ科)Ipomoea coccinea 丸葉縷紅
 熱帯アメリカの原産でアジアをはじめとする各地に帰化している蔓性の1年草。茎は無毛でよく分枝し,他物に絡みついて数mに伸びる。葉は短い柄をもち,互生し,卵形で先端は尖り,縁には低くて粗い鋸歯があり,基部は角状に張り出すが,極めて変化が多い。夏から秋にかけて葉腋から花序を出し,直径2㎝ほどの5角形で朱紅色の花を数個着ける。1850年前後に花卉として渡来したが,暖地を中心に野生化した。現在では北陸,北関東地方以南に分布し,飼料畑や果樹園,路傍で問題雑草となっている。(2021.9.12)

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