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オオヒキヨモギ

ありそうでないもの
 環境省カテゴリでは絶滅危惧Ⅱ類(UV),埼玉県では絶滅危惧Ⅰ類に指定されている。日当たりの良い乾いた草地に生育するとされているが,この場所は林縁部で乾いた環境でもなかった。類似種ヒキヨモギとは,葉の切れ込みが浅いこと,花が鮮緑色でないこと,などの違いがある。
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オオヒキヨモギ(ハマウツボ科)Siphonostegia laeta 大引蓬
 関東地方・中部地方・近畿地方・中国地方と四国の瀬戸内側などの年雨量の少ない地域に分布,低地のやや乾いた草地に生える1年草。茎は斜上して30-70㎝,葉とともに開出した腺毛が密に生える。葉は卵形で,大きな裂片に,長さ1.5-3㎝,幅1.2-2㎝。花期は8-9月。上部の葉腋ごとに1花を着ける。萼は細い筒形(濃緑色の筋がある)で開出した腺毛が密生し,長さ2-2.2㎝,裂片は狭披針形で,長さ5-7㎜。灰黄色の花冠は長さ2.8㎜,上唇は先が狭まらず切形で,2裂しない。蒴果は狭長楕円形で尖り長さ13㎜,幅3㎜。(2021.8.19)


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