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ゴウダソウ

またまた過去写真から1
 一気に春が訪れる雪国の花々は垂涎物,今ごろは素晴らしい季節を迎えていることだろう。昨年とは異なる緊急事態宣言であるが,事態はより深刻と受け止める。やはりわが身は自分で守らなければならない。
 6年前のこの時期,佐渡島で写したもの3種を取り上げたい。2015年の佐渡は雪が少なく,訪れた時には異常乾燥注意報が発令されるほどだった。島北部へ移動途中,同行の友が道沿いで変わったアブラナ科を見つけてくれた。これ以降この花を見かけたことはない。
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ゴウダソウ(アブラナ科)Lunaria annua 合田草
 ヨーロッパ原産で主に鑑賞用に栽培される越年生草本。全体にやや粗い毛がある。根生葉と茎の下部の葉には長い毛があり,葉身は長心形~卵形,粗い鋸歯がある。茎上部の葉は無柄。春に茎上部に直径2㎝ほどの香りのある紅紫色の4弁花を総状につける。果実は径3㎝ほどで著しく扁平な長円形。熟すと薄い団扇形になる。寒地を中心に鑑賞用に栽培されていたが,逸出して各地で道端などに散発する。和名は導入者の合田清氏に由来し,果実の形からギンセンソウ(銀扇草),ギンカソウ(銀貨草)の別名がある。欧米では果実をドライフラワーとする。(2015.5.1)

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