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ヤナギタデ

葉に辛みあり
 「蓼食う虫も好き好き」の蓼は本種といわれて,昔から馴染み深い植物である。芽タデ(現在では栽培されている)を刺身のつまにしたり,鮎の塩焼き用のタデ酢(ヤナギタデの若い葉をみじん切りしてすり潰し,酢でのばしたもの。みじん切りにした後、塩を少々いれると色鮮やかになる。)に用いられてきた。和名は,葉がヤナギの葉に似ることに因る。念のため葉を噛んでヤナギタデと同定した。
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ヤナギタデ(タデ科)Persicaria hydropiper 柳蓼 別名 マタデ,ホンタデ,カワタデ,ナガボヤナギタデ
 日本全土に分布,水湿地に生える1年草。茎は直立し,枝を分け,無毛で高さ30-80㎝。葉柄は短く,葉身は披針形~長卵形で,両端は細まり,毛がないか,または中肋と縁に短毛があり,両面には透明な小腺点がみられ,長さ3-10㎝,幅0.7-2㎝,辛みがある。托葉鞘は筒状で膜質,短い縁毛がある。花期は7-10月。総状花序は頂生か腋生して,細長く,疎らに花をつけ,上部は垂れ,長さ4-10㎝。萼片は4-5裂し,黄緑色で先は赤みを帯び,透明な腺点が密にあり,長さ2.5-4㎜。辛みがあるので食用とする。 (2020.10.12)

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