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ヒメノボタン

再び2015年宮崎県の花巡り
 日当たりの良い低湿地は土地開発などで減少の一途である。こうした環境に生育するヒメノボタンは絶滅の危機に瀕している。宮崎県には規模は小さいが,地域ボランティアなどにより,いくつかの湿原が保存されている。写真はそれぞれ別の湿源で写した。写真下を写した湿原には前日(2015.9.17)も訪れたが,本降りの雨でとても撮影できるような状況ではなかった。多くの花が見られたので,翌日キバナノツキヌキホトトギスを観察後に再訪した。ところがたった1日で様相は一変,前日の雨で花はすっかり落ちてしまった。himenobotan.jpghimenobotan2.jpg
ヒメノボタン(ノボタン科)Osbeckia chinensis 姫野牡丹
 本州(紀伊半島)・四国・九州・沖縄に分布,日当たりの良いやや湿った低地や山地に生える多年草,または半低木。茎は直立して,高さ10-60㎝,4稜があり,稜の上には伏剛毛がある。葉は対生し,短い柄があり,線形~披針形で全縁,先は鋭形か鈍形,長さ2-6㎝,幅3-15㎜,3-5個の平行脈があり,両面に伏剛毛がある。花期は8-9月。頭状花序を頂生し,2-10個の花をつける。苞は卵形,縁に毛がある。萼筒は壺状で毛はなく,長さ5-6㎜,裂片は4個,卵状長楕円形で,縁には毛があり,裂片間に小突起上に束になった剛毛を出す。花弁は4個,広倒卵形,紅紫色まれに白色,長さ12-15㎜。
(写真上:2015.9.16 下:2015.9.18)

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