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オオヒナノウスツボ

花の形と名がおもしろい
 過去に数回観察してその都度写してきたが,納得できるピントの写真ではなかった。背の高い草本の先にある小さな花が微妙に揺らいでいることも一因である。壺形の花冠内(写真下)には,4個の黄色の雄蕊,長く突き出る花柱が確認できる。雄蕊の上側には花冠と同系色の仮雄蕊も見られる。
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オオヒナノウスツボ(ゴマノハグサ科)Scrophularia kakudensis 大雛の臼壺
 北海道~九州に分布,日当たりの良い草地や林縁に生える多年草。数本の根が肥大して紡錘状になる。茎には角ばった4稜があり,直立して高さ1mほどになる。葉は対生,長さ6-10㎝,幅3-5㎝,長卵形~卵形でややかたい。先端は尖り,縁には尖った鋸歯がある。花期は8-9月。茎の先によく分枝する円錐花序を出し,多くの花をつける。暗紫色の花は長さ8-9㎜。小花柄には太い腺毛が生える。 (2020.8.25)

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