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コンロンソウ

際立つ白さ
 新緑が美しい季節になった。4月の気温は平年を下回ることが多く,諸々の開花が平年並みに近づいた感じだ。
 秩父市街地には武甲山麓に源を発し,流路延長約3㎞で荒川に合流する小川がある。生活排水も混じる小川には埼玉県の事業で整備された水辺公園があり,降水量が多い時には清流が戻る。新緑が鮮やかな斜面では白い花が一際目立っていた。和名はこの白さをコンロン(崑崙)の雪に例えたといわれる。崑崙は崑崙山脈なのか,古代神話上の崑崙山なのか,定かではない。
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コンロンソウ(アブラナ科)Cardamine leucantha 崑崙草
 北海道~九州に分布,山地や川辺の水湿地に生える多年草。根元から水平に伸びる根茎を出す。茎は直立して毛があり,上部は枝を分け,高さ30-70㎝になる。葉は長い柄があり,奇数羽状複葉。小葉は5個か7個,鋸歯縁で長楕円状披針形,先は鋭尖形,基部はくさび形,両面に毛があり,長さ4-10㎝,幅1-3㎝。花期は4-7月。総状花序は果期に伸びる。白色の花弁は長さ5-10㎜。(写真上2020.4.28 写真下2020.5.4)

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