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サワハコベ

浅裂の花弁
 中学生の頃,新入部員の練習と称して学校の裏山を走らされたことがある。明らかに「先輩からの扱き」であったが,もう半世紀以上の時が過ぎた。廃道に近い山道を記憶を辿り歩いてみた。苔むした昔の石垣に咲く白い花を見つけた。ミヤマハコベに似ているが,5花弁の切れ込みは浅く,茎や花柄は無毛,明らかに別種であると感じた。秩父盆地では圧倒的にミヤマハコベが多い。
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サワハコベ(ナデシコ科)Stellaria diversiflora 沢繁縷 別名 ツルハコベ
 本州~九州に分布,山林下の湿地に生える多年草。茎の下部は地をはい,節部からひげ根を出し,上部は斜上して枝を分け,無毛で,長さ5-30㎝。葉は柄があり,卵形~3角状卵形,長さ1-4㎝,幅0.8-2.5㎝,先は鋭頭,表面に伏毛があり,裏面は無毛,鮮緑色。花期は5-7月。花は長い柄があり,葉腋に単生する。花弁は2中裂,萼片と同長。(2020.4.22)

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