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エゾタンポポ [キクの仲間]

在来種が健在
 秩父地方は平地が少なく,平野部のような田園風景は限られる。それでも,地名に「田」がつく地区では圃場整備事業で,区画された田んぼが広がる。約10年前に土地改良事業が完了した農道沿いではほとんどがセイヨウタンポポ。それでも畦には在来種が頑張っている。
 総苞片に注目すると突起はなく,外片の幅が広く,内片が長いことから「蝦夷」とした。秩父地方の果樹園などでは本種が多い。
ezotanpopo.jpgezotanpopo2.jpg
エゾタンポポ(キク科)Taraxacum venustum 蝦夷蒲公英
 北海道・東北地方・関東地方北部・中部地方に分布,ふつうに生える多年草。葉は長さ35㎝,幅2-8㎝の倒披針形または披針形でやや厚く,羽状に深裂するか歯牙がある。花茎の上部には毛が密生する。花期は3-5月。頭花は径約4㎝,小花の数も多い。総苞は開花に長さ約2.5㎝。総苞外片は卵形~広卵形,内片は細い。(2020.4.2)

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