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コクラン [ランの仲間]

蜘蛛の巣と藪蚊に歓迎される
 今春,ヤマザクライヌシデの撮影中に偶然見つけたコクラン,花期を迎える頃なので再訪した。落葉広葉樹に混じって一部に常緑樹が混生する林の道沿いで群生していた。たくさんの花を期待していたが,花をつけた個体は意外と少なかった。藪蚊の襲来を予想して蚊取り線香なども用意して出かけたが,少々期待外れの結果となった。
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コクラン(ラン科)Empusa nervosa 黒蘭
 本州(茨城県以南)~九州に分布,常緑樹林下に生える多年草。偽球茎は多肉質,前年の偽球茎と新しいものと並立する。葉はゆがんだ広楕円形,鋭頭,長さ5-12㎝,幅2.5-5㎝。花期は6-7月,高さ15-30㎝の花茎を伸ばし,暗紫色の花を5-10個,疎らに総状につける。苞は3角形,膜質で鋭頭,長さ1-2㎜。萼片は狭長楕円形で鋭頭,長さ5㎜。側花弁は倒披針状線形,鈍頭,萼片と同長。唇弁はくさび状倒卵形で反曲し,長さ萼片と同長。中央に浅い溝があり,凹頭。蕊柱は長さ3㎜。(2019.7.5)

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