SSブログ

キヨスミウツボ [寄生植物]

大量発生と新鮮な花に感動
 弓道の有段者である友人に聞くと、矢を入れる武具を「靫(うつぼ)」という。筒形の花序(写真下)をこの「靫」に見立てたようだ。過去に数回見た花ではあるが,いつもは1つの花序に2-3個花を着けたものばかり。これだけの花を見たのは,過去に1度もない。1年で寿命を終える株が多いというが、これだけの花を着けると来年激減するであろう。
kiyosumiutsubo.jpgkiyosumiutsubo2.jpgkiyosumiutsubo3.jpg
キヨスミウツボ(ハマウツボ科)Phacellanthus tubiflorus 清澄靫
 北海道~九州に分布,山地の木陰に生え,カシ類,アジサイ類などの木の根に寄生する。全体肉質で,白色だがのちに黄色を帯びる。茎はやや太く,高さ5-10㎝。鱗片葉は直立して着き,卵形で長さ4-8㎜,鈍頭または円頭をなし,縁は多少膜質である。苞は長楕円形または狭卵形,ときにへら状長楕円形で長さ1-1.5㎝,膜質でもろい。花期は5-7月,花は長さ2.5-3㎝。和名の由来は,最初に千葉県清澄山で採集され,花がウツボに似ることによる。開花後,花の色が黄色に変わることからオウトウカ(黄筒花)ともいう。(2019.6.19)

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。