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イワガラミ

覆い尽くされた法面
 山間部の国道を移動中,法面が飾られたかのように覆われていた。近くに駐車スペースを見つけ,歩道から撮影した。よく似たツルアジサイとは装飾花の数(イワガラミ:1個,ツルアジサイ:4個)で区別できる。
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イワガラミ(アジサイ科)Hydrangea hydrangeoides 岩絡み 別名:ユキカズラ
 北海道~九州に分布,温帯の山中に普通に見られ,大きな木や岩に絡んで伸びる落葉性の藤本。大きな株では幹の太さが5㎝を越え,厚い樹皮を持つ。葉は対生,今年枝に着く。葉柄は長さ3-12㎝で,白色または褐色の毛を散生する。葉身は広卵形で,先は鋭尖形または鋭形,基部は切形または浅心形で,洋紙質,普通長さ5-16㎜,幅5-10㎝であるが,岩上をはう株など貧弱な個体では長さ,幅共に小形となる。花期は5-7月,枝先に散房状花序を着ける。花序は径10-22㎝になり,花序の枝は斜上または開出して,褐色の縮れた毛を密生する。装飾花の萼片は白色,卵形または広卵形ときに披針形,先は鈍形で,長さ16-35(-60)㎜,幅10-20(-45)㎜,両面の脈に沿って微毛がある。普通花の花柄は長さ1.5-2.5㎜で,毛を密生する。両性花の花筒は長さ約1.5㎜の倒円錐形で,短毛を密生する。花弁は白色で5個,先端はくっついたまま開かず,帽子を脱ぐように落ちる。エングラー分類体系ではユキノシタ科として分類されている。(2019.6.22)

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