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チゴユリ

目にしみる新緑の林で
 落葉広葉樹林が若葉の頃,林下で花期を迎える。和名のとおり小さく目立たない花であるが,ありふれた花を美しく写すことに心がけた。写真下には変わり種のチゴユリを掲載した。この個体は,茎は3分枝し,その先に1-2個の花をつけている。花被片は一般のチゴユリよりも少し長めである。ホウチャクチゴユリ(チゴユリとホウチャクソウとの自然交雑種)やチゴユリの分枝する変種・エダウチチゴユリととも推察したうえで,写真下周辺ではホウチャクソウが全くないこと,葉が典型的なチゴユリであること、からこの名に落ち着いた。
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チゴユリ(イヌサフラン科)Disporum smilacinum 稚児百合
 北海道~九州に分布,山野の林下にふつうに生える多年草。地下に細い根茎と葡枝がある。茎は高さ15-30㎝。枝分かれしないか,またはわずかに分枝する。葉は楕円形または長楕円形で長さ4-7㎝,両面無毛であるが,縁に半円形の突起があり,柄はほとんどない。花期は4-5月,茎頂に1-2個,横向きまたは下向きに花をつける。花被片は白色,披針形で長さ10-15㎜,半開する。雄蕊は花被より短く,花糸は葯の2倍長い。和名は小さくかわいらしいユリという意。 (写真上・中2019.4.29 写真下2019.4.25)

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