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ガジュマル [デジタル化]

過去の屋久島7
 聞き慣れない植物名である。はじめて見た時,どれが幹であるか見分けがつかなかった。関東地方の樹木とは形態が異なり,多くの植物が着生していた。屋久島・志戸子にあるガジュマル園の案内板には次のように表示されていた。

 ガジュマルは熱帯産のイチジクの仲間で,アコウと同様,幹から多数の気根ををたれ,それが土着し,やがてはどれが元の幹か区別できないようになる。屋久島が分布の北限である。ここ志戸子海岸林は屋久島の海岸における照葉,広葉樹植生の代表的な一型を占め,樹高約15mのガジュマルを主として,ハマビワ,モクタチバナなどの樹木が繁り,これらにフウトウカズラ,サクララン等が絡み,林床にはクワズイモ,イシカグマ,オニヤブソテツ,タマシダ等のシダ類が盛んに繁茂している。(以下略)
 写真はガジュマルの気根の一部を撮影した。
gajumaru.jpg
ガジュマル(クワ科)Ficus microcarpa 
 屋久島以南・琉球の海の近くにはえ,台湾・中国大陸南部・東南アジア・インド・ニューギニア・オーストラリアに広く分布,高さ8-10m,大きなものは20mにもなる常緑高木。枝から多数の褐色の気根を下垂し,その一部は地について枝を支える支柱根となり,四方に枝葉を茂らせる。雌雄同株で1つの花嚢に雌花,雄花,虫えい花がある。
 (1984.8.8)

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