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ムラサキシキブ

高貴な和名
 美しい紫色の果実を平安時代の作家・歌人にたとえたといわれるが、諸説あるので断定できない。類似種のコムラサキは小さな果実をたくさんつけるので、園芸用として植栽されている。
 クマツズラ科として分類されてきたが、AGP分類体系ではシソ科となった。古い人間としては、シソ科といわれてもなじめない。
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ムラサキシキブ(シソ科)Callicarpa japonica 紫式部
 北海道~沖縄に分布、山野の林内や林縁にはえる落葉低木。高さは3mほどになり、枝にははじめ細かい星状毛があるが、のちに無毛となる。葉は対生、葉身は長さ6-13㎝、幅2.5-6㎝の長楕円形、先は尾状にとがり、基部は狭いくさび状形、縁には細かい鋸歯がある。両面ともに無毛、裏面には淡黄色の腺点が散在する。
 花期は6-8月、葉腋から集散花序を出し、淡紅紫色の花をつける。花冠は長さ3-5㎜。果実(核果)は、径約3㎜で紫色に熟す。(写真上2018.10.28 写真下2015.6.25)

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