オトコヨウゾメ
コバノガマズミの類似種
本日もガマズミ属の赤い実をとりあげた。オトコヨウゾメの花や果実(液果)のつきかたは,この属では少ないほうだ。カマズミをヨウゾメと呼ぶ地方があり,実を食するという。ところが本種の実はやせていて食用にならない。そのため男を冠したという見解もある。
オトコヨウゾメの葉は綺麗に色づくが,まだその状態にはほど遠い。一方で葉が黒く変色する特徴もある。写真上は日当たりの良い林縁で、下は日照の少ない林内で撮影した。葉に赤い色素(アントシアン)が現れるためには、光合成による糖分が必要といわれている。
本日もガマズミ属の赤い実をとりあげた。オトコヨウゾメの花や果実(液果)のつきかたは,この属では少ないほうだ。カマズミをヨウゾメと呼ぶ地方があり,実を食するという。ところが本種の実はやせていて食用にならない。そのため男を冠したという見解もある。
オトコヨウゾメの葉は綺麗に色づくが,まだその状態にはほど遠い。一方で葉が黒く変色する特徴もある。写真上は日当たりの良い林縁で、下は日照の少ない林内で撮影した。葉に赤い色素(アントシアン)が現れるためには、光合成による糖分が必要といわれている。
オトコヨウゾメ(ガマズミ科)Viburnum phlebotrichum 男莢迷
本州(北陸地方を除く)~九州に分布、山地の明るい林内や林縁にはえる落葉低木。よく分枝して茂り、高さ3mほどになる。葉は対生、葉身は長さ4-9㎝、幅2-4㎝の卵形から楕円状披針形。先はとがり、基部は広いくさびから円形、縁にはあらい鋸歯がある。コバノガマズミに似ているが、葉柄が無毛、花序が下垂、乾燥標本で葉が黒変するなど、本種にはいくつかの違いがある。花期は4-5月、散房花序をだし、白い小さな花をややまばらにつける。APG分類体系ではレンプクソウ科となったが,2017年にはガマズミ科として分類されるようになった。(2018.10.26)
本州(北陸地方を除く)~九州に分布、山地の明るい林内や林縁にはえる落葉低木。よく分枝して茂り、高さ3mほどになる。葉は対生、葉身は長さ4-9㎝、幅2-4㎝の卵形から楕円状披針形。先はとがり、基部は広いくさびから円形、縁にはあらい鋸歯がある。コバノガマズミに似ているが、葉柄が無毛、花序が下垂、乾燥標本で葉が黒変するなど、本種にはいくつかの違いがある。花期は4-5月、散房花序をだし、白い小さな花をややまばらにつける。APG分類体系ではレンプクソウ科となったが,2017年にはガマズミ科として分類されるようになった。(2018.10.26)
2018-10-28 16:57
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