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コバノガマズミ

赤い実が目立つ季節
 野菊の見頃も終盤になり、いよいよ花の少ない季節になってきた。林縁ではガマズミ属Viburnum の赤い果実が目立っている。スイカズラ科に分類されていたが、APG分類体系ではレンプソウ科となり,2017年にはガマズミ科として分類されるようになった。
kobanogamazumi.jpg
コバノガマズミ(ガマズミ科)Viburnum erosum 小葉の莢蒾
 本州(福島県以西)~九州に分布、丘陵から山地にはえる落葉低木。よく分枝して茂り、高さ4mほどになる。枝には星状毛が密生し,あらい毛がまばらに混じる。葉は対生、卵形から楕円状披針形、先はとがり、基部は広いくさび形や円形、縁には鋭い鋸歯がある。葉の長さは4-9㎝、幅2-4㎝。葉の両面に星状毛があり、裏面は主脈に沿って長い絹毛がある。類似種にガマズミやミヤマガマズミがあるが、本種の葉柄は短いこと(5㎜以下)で区別できる。花期は4-5月、枝先に直径3-7㎜の散房花序を出し、白色の小さな花を多数つける。
(2018.10.23)

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