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ホソバトリカブト

秋の気配
 日中は相変わらず蒸し暑いが,夜は微かに虫の音を聞くようになった。この時期に咲く花を探すために標高2000mほどの山腹を歩いた。目的のものは見つからなかったが,トリカブトが見ごろになっていた。分類が面倒なのでいつもは避けているが,少し気持ちを入れ替えて撮影した。
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ホソバトリカブト(キンポウゲ科)Aconitum senanense subsp. senanense var. senanense 細葉鳥兜 別名 アカイシトリカブト
 本州(磐梯山?,日光山地,関東山地,八ヶ岳,南アルプス,中央アルプス北部,太平洋側山地)に分布,亜高山帯~高山帯の草原や低木林の林内や林縁に生える疑似1年草。茎は高さ15-200㎝,直立あるいは斜上し,中部でよく分枝し,枝は鋭角的に伸びるがあまり伸長しない。下部を除いて曲がった毛がある。中部の茎葉は腎円形、長さ7-14㎝、幅6-15㎝,3深裂~中裂し,裂片は羽状に深裂し,欠刻片は線形~披心形で幅1-3㎜。葉柄は長さ1.5-9㎝。花期は8-10月。花は長さ5-27㎝の散房状~総状花序1-15個ほどがつき,青紫色~青色,まれに黄白色,長さ3-4㎝。花柄は長さ1-9㎝,開出毛と腺毛があり,小苞は線形~披針形で長さ4-9㎜,花柄の中部につく。上萼片は背の低い円錐形で長い嘴があり,長さ17-27㎜,幅15-20㎜。花弁は無毛ときに有毛。舷部は長さ8-16㎜,強く膨らみ,距は短くて嚢状,あるいはときに太くかつ長く,180度近くに内曲し,唇部は長さ2-5㎜,先端は2深裂し,反り返る。雄蕊は有毛。雌蕊は3-5個,斜上毛があり,腺毛が混じる。(2018.8.30)

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