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チシマギキョウ

高山の岩礫地を彩る7
 ブログの冒頭にも「まだ見ぬ植物を求めて」とあるように、できる限り多くの種を掲載したいと考えている。新たな気づきや極上の写真(?)が撮れた場合にはその都度掲載したい。研究者や多くの知識をお持ちの方には初歩的なことだが、本種ついて新たなことに気づいたので再掲したい。
 チシマギキョウはイワギキョウに似ている。見分け方の大きな違いは、花冠の内面と裂片の縁にある毛の有無である。その他、チシマギキョウは横向きに、イワギキョウは斜め上向きに花を開くことで区別される、と図鑑には記載されている。2017年8月18日の記事にも、この咲き方を踏まえて記述した。
 新たな気づきとは、「チシマギキョウは上向きに開き、その後は横向きに咲く」ということ。今回の北岳で観察したチシマギキョウは開花初期で、多くの個体には蕾もかなり見られた。その蕾は上向きであること、咲きはじめは上を向いて開くこと、花冠は次第に横向きになること、を実際に観察した。写真上では、開花したばかりの花冠は上向き、翌日に下山する時にはこの花冠は横向きになっていた。この傾向は他の多くの個体にもいえることである。
chishimagikyou3.jpgchishimagikyou2.jpg
チシマギキョウ(キキョウ科)Campanula chamissonis 千島桔梗
 種の具体的な解説は2017年8月18日の記事を参考にしていただきたい。
(2018.7.18)

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