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イワベンケイ

高山の岩礫地を彩る4
 3000mを超える北岳の山頂部ではブーケを思わせる株が点在している。イワベンケイ属Rhodiola は砂漠に生育するサボテンのような光合成を行うことで知られている。
iwabenkei.jpg
イワベンケイ(ベンケイソウ科)Rhodiola rosea 岩弁慶
 北海道、本州中部以北の高山に分布、岩礫地にはえる多年草で雌雄異株。雄株の花は黄色が強く、雌株は赤みを帯びた花をつける。写真では大きなの雄株の周辺に小さな雌株が確認できる。
 根茎は形1-2㎝のゴボウ状で半地中性、一部は地上にあり、褐色の鱗片葉を密生する。花茎は鱗片葉の腋につき、各枝先から1-5個ずつ出るため、大きな株では多数の枝が束生するように見える。花茎の高さは10-30㎝。ユーラシアと北アメリカ東部の温帯高山~亜寒帯に広く分布する。(2018.7.18)

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