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ハハコヨモギ [キクの仲間]

高山の岩礫地を彩る5
 ヨモギ属Artemisia は世界の温帯から寒帯、砂漠にも生育し、およそ250種あるという。また、新しく進化したもので、個体が多く、変異に富み、種の区別が困難なものが多い。同じキク科のキク属Chrysanthemum の花は比較的大型で美しいものが多いのに対し、ヨモギの仲間は少し見劣りがする。風媒花が多いことも一因であろう。その中で本種は北岳の岩礫地で存在感を示し、タカネマンテマよりも目立っていた。この群落はタカネマンテマの隣にはえていたもの撮影した。
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ハハコヨモギ(キク科)Artemisia glomerata 母子蓬
 本州中部(主に南アルプスと中央アルプス)に分布、高山や北地の岩場や砂礫地にはえる多年草。樺太、千島、シベリア、カムチャツカ、アラスカに分布。茎は叢生し、花茎は高さ7-15㎝、長い絹毛がある。和名の由来は、花の形がハハコグサ、葉がヨモギに似ていることによる。
(2018.7.18)

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