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マツグミ [寄生植物]

モミの大木に半寄生
 数年前、このマツグミの情報をいただいた。先日、見頃になったという連絡があり、薄雲がかかる午前中に出かけた。丘陵地にあるモミの大木2本には地上10m前後に寄生している。ふつうは見上げる高さであるが、ここでは至近で同じ高さから観察することができる。
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マツグミ(オオバヤドリギ科)Taxillus kaempferi 松茱萸
 本州(関東地方・富山県以西)、四国、九州に分布、マツ、モミ、ツガなどの針葉樹に半寄生する長さ20ー50㎝の常緑低木。葉はふつう対生、革質、倒披針形で長さ1.5-4㎝、幅0.4-0.8㎝、全縁。7ー8月、枝の脇に短い集散花序を伸ばし、数個の花をつける。花は両生、花被は筒状で先は4裂して反り返る。4個の雄蕊と1個の花柱は、ともに花の外にとび出る。果実は液果、翌年の3-5月に赤く熟す。種子のまわりに粘液質があり、他物に付着する。和名はマツなどに寄生し、果実がグミの実に似ていることによる。(2018.7.15)

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