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ヤブカンゾウ

野原に目立つ朱の花
 前回のミヤマスカシユリ同様に朱の花であるが、こちらは人家近くの野原でふつうに見られる。朱の花はよく目立つが、クローズアップの写真ではあまり美しさを感じない。
yabukanzou2.jpgyabukanzou.jpg
ヤブカンゾウ(ツルボラン科)Hemerocallis fulva var. kwanso 藪菅草 別名
 北海道~九州に分布、野原にはえる多年草。特に人家の近くに多いようである。中国原産で古くに渡来して各地に広がったものらしく、3倍体で結実しないことなど、ヒガンバナ同様である。クロンキストやエングラーではユリ科として分類されているが、APG分類体系ではススキノキ科Xanthorrhoeaceae というなじめない科名になった。さらにAPGⅣではツルボラン科として分類されるようになった。ヤブカンゾウの仲間Hemerocallis は一日花(一日だけ咲いて、その日のうちに枯れてしまう)で、属名のワスレグサ(忘れ草)の特徴といわれる。ニッコウキスゲなども同様である。
 葉は長さ40ー90㎝、幅20ー40㎜、花茎の高さは50ー100㎝、ノカンゾウよりすべて大型である。花期は7ー8月、八重咲きで雄蕊は全部または一部弁化する。果実はできない。(2018.7.13)

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