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コタニワタリ [シダの仲間]

花をつけない植物3
 29日、「関東甲信地方では梅雨が明けたとみられる」という気象庁の発表があった。平年より22日早いという。6月27日の当ブログでも少しふれたが、やはり予感が当たった。農家の方は作物の先行きを案じていることだろう。
kotaniwatari.jpg
コタニワタリ(チャセンシダ科)Asplenium scolopendrium subsp. japonicum
 北海道~九州に分布するが、どちらかというと日本海側に偏り、温帯に多く、山地のやや陰湿な林床に生じる常緑性のシダ。根茎は短く、斜上し、葉を叢生する。葉は単葉で、ほぼ全縁、長さ12-50㎝、幅(1.5-)3-6㎝、株はやや狭くなり、基部はは心形、両側に耳片をつくる。葉脈は遊離、叉状に分岐して平行に並び、先端は辺縁に達しない。
 栽培品として欧米でもよく知られているもので、栽培品種も多い。ヨーロッパ、アメリカのものをそれぞれ別変種とすることがあり、また東アジアのものを胞子の形質を指標に別種とする考え方があるようだ。(2018.6.21)

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