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ツルシロカネソウ [シロカネソウの仲間]

シロカネソウの仲間7種め
 2016~2017年にはシロカネソウ探訪と称して各地に出かけた。残るはサバノオ、サイゴクサバノオ、コウヤシロカネソウ、ツルシロカネソウ。この中で関東地方及びその周辺にツルシロカネソウが分布する。今年は都合が合わず諦めていたが、カモメラン自生地途中で見つけた。個体数は少なく群生することもなかったが、清楚で美しい花を堪能した。よく似ているハコネシロカネソウとは匐枝の出し方、頂小葉の様子などで区別する。
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ツルシロカネソウ(キンポウゲ科)Dichocarpum stoloniferum 蔓白金草 別名 シロカネソウ
 本州太平洋側(神奈川県~奈良県)に分布、温帯林にはえる多年草。根茎は細長く横にはい、匐枝を出して繁殖する。節間は伸長する。茎は高さ10-20㎝、基部にふつう1枚の根出葉がある。茎葉は対生し、対の葉の葉鞘は合着する。頂小葉は菱形卵形、鈍い欠刻状の鋸歯がある。花期は6-8月、径約12-15㎝の花をつける。白い花弁状部分は萼片で、外側にしばしば紫色の条がある。小さな黄色の部分が花弁で、蜜を分泌している。蜜を吸うためであろうか、写真下では昆虫が小さな黒点として写っている。また、写真上ではシロカネソウ属Dichocarpum 特有の「鯖の尾
2個の袋果が合着し、魚の尾状になる)」も確認できる。(2018.6.8)

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