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ミヤマナルコユリ

鈴生りの鳴子
 少し前に写したものであるが掲載する機会を逸していた。まとまって咲き、これだけ花づきの良いものは久しぶりでなので記事としたい。
 「鳴子」は、田畑を荒らす鳥をおどし追うのに用いる具。小さい板に細い竹管を糸で掛け連ねたものを縄に張り、引けば管が板に触れて音を発する装置。(広辞苑)
miyamanarukoyuri.jpg
ミヤマナルコユリ(キジカクシ科)Polygonatum lasianthum 深山鳴子百合
 北海道~九州に分布、山野の林内にふつうに見られる多年草。深山とあるが、丘陵地や低地でも見られる。クロンキストやエングラーではユリ科として分類されてきた。根茎は肥厚し、節間が短い。茎の高さ30-70㎝、稜角があり、上部は斜上する。葉は互生、長さ6-10㎝、両面とも毛がなく、裏面は粉白を帯びることが多い。5-6月、葉腋に花柄が斜上し、その頂から2-3の小花柄が垂れて花がつく。花筒は長さ15-20㎜、緑色を帯びた先端は6浅裂する。アマドコロ属Polygonatum は花柄の苞、花糸の様子で分類しているが、明瞭な短い葉柄があること、葉ごとに左右に分かれて花が垂れ下がることなどでも区別できるような気がする。(2018.5.28)

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