シナノコアツモリソウ [ランの仲間]
暗紅紫色条班のないコアツモリソウ
この日、面白いように見つかるコアツモリソウは、花の内部がよく見えないものが多い。ほとんどは花茎がねじれて内側を向いているからだ。写しやすい花を探していると、少し様子の異なる花を見つけた。いつもならば単なるアルビノタイプと思い、通り過ぎることが多い。ところが、この日は証拠写真として、花の内部を意識して撮影した。帰宅して調べると「コアツモリソウの色彩変異」という論文があることを知った。
この日、面白いように見つかるコアツモリソウは、花の内部がよく見えないものが多い。ほとんどは花茎がねじれて内側を向いているからだ。写しやすい花を探していると、少し様子の異なる花を見つけた。いつもならば単なるアルビノタイプと思い、通り過ぎることが多い。ところが、この日は証拠写真として、花の内部を意識して撮影した。帰宅して調べると「コアツモリソウの色彩変異」という論文があることを知った。
シナノコアツモリソウ(ラン科)Cypripedium debile f. shinanoense 信濃小敦盛草
暗紅紫色の条班のない白花であることを除きコアツモリソウと同様の形態である。インターネットで検索すると数件がヒットし、白花の写真も閲覧できる。私が写したものには薄い緑色の条班がある。同定に不安があったが,シナノコアツモリソウとして問題ないことをご指導いただいた。
通常は学名インデックスYListに基づいて表記しているが、本種については2017年発表「コアツモリソウの色彩変異」にしたがうこととした。和名は発見地に因み,長野県周辺の他県でも自生が確認されている。
【参考文献等】
末次健司,設楽拓人(2017),「ラン科コアツモリソウの色彩変異」 植物研究雑誌 第92巻 第2号
上州花狂い植物散歩
暗紅紫色の条班のない白花であることを除きコアツモリソウと同様の形態である。インターネットで検索すると数件がヒットし、白花の写真も閲覧できる。私が写したものには薄い緑色の条班がある。同定に不安があったが,シナノコアツモリソウとして問題ないことをご指導いただいた。
通常は学名インデックスYListに基づいて表記しているが、本種については2017年発表「コアツモリソウの色彩変異」にしたがうこととした。和名は発見地に因み,長野県周辺の他県でも自生が確認されている。
【参考文献等】
末次健司,設楽拓人(2017),「ラン科コアツモリソウの色彩変異」 植物研究雑誌 第92巻 第2号
上州花狂い植物散歩
2018-06-02 14:50
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