ハナムグラ
ムグラという名の植物
葎(むぐら)とは広い範囲にわたって生い茂る雑草、またはその茂みのことをいう。カナムグラ(クワ科)、ヤエムグラ(アカネ科)などが代表的な種である。本種にも葎(むぐら)という名がついているが、もはや生い茂る雑草とはいえないほど絶滅が危惧されている。
葎(むぐら)とは広い範囲にわたって生い茂る雑草、またはその茂みのことをいう。カナムグラ(クワ科)、ヤエムグラ(アカネ科)などが代表的な種である。本種にも葎(むぐら)という名がついているが、もはや生い茂る雑草とはいえないほど絶滅が危惧されている。
ハナムグラ(アカネ科)Galium tokyoense 花葎
本州(中部地方、関東地方)にやや稀に分布、川岸の湿った草地にはえる多年草。茎は横に広がって斜上し、長さ30-60㎝、4稜があり、稜上には下向きの刺状毛がある。葉は4-6枚輪生し、長さ1-3㎝、幅3-7㎜、葉の先は丸い。裏面の中脈と縁に下向きの刺状毛がある。5-7月、枝先と葉腋から花序を伸ばし、多数の花をつける。花冠は4裂し、径約2㎜。他のヤエムグラ属Galium に比べ、花つきがよく、賑やかなのが特徴。
分布も広くなく、やや稀な種である上に、近年減少傾向にあるといわれている。環境省カテゴリでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されている。減少傾向の大きな原因は、河川環境や開発等による生育環境の悪化と思われる。一方で湿地の植物を保護する目的で野焼きを実施する自生地では個体数が増加傾向にあるという。 (2018.5.20)
本州(中部地方、関東地方)にやや稀に分布、川岸の湿った草地にはえる多年草。茎は横に広がって斜上し、長さ30-60㎝、4稜があり、稜上には下向きの刺状毛がある。葉は4-6枚輪生し、長さ1-3㎝、幅3-7㎜、葉の先は丸い。裏面の中脈と縁に下向きの刺状毛がある。5-7月、枝先と葉腋から花序を伸ばし、多数の花をつける。花冠は4裂し、径約2㎜。他のヤエムグラ属Galium に比べ、花つきがよく、賑やかなのが特徴。
分布も広くなく、やや稀な種である上に、近年減少傾向にあるといわれている。環境省カテゴリでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されている。減少傾向の大きな原因は、河川環境や開発等による生育環境の悪化と思われる。一方で湿地の植物を保護する目的で野焼きを実施する自生地では個体数が増加傾向にあるという。 (2018.5.20)
2018-05-23 12:09
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