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ヒトリシズカ

大勢の静御前
 4枚の葉を突き抜けるような1本の花序、独特な花である。この白い花序を一人で舞う「静御前」に見立てたことが和名の由来といわれる。ナガバノスミレサイシンを写した同じ林下でふつうに見られた。
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ヒトリシズカ(センリョウ科)Chloranthus quadrifolius 一人静
 北海道~九州に分布、林中にはえる多年草。短く横に匍う根茎から数本~多数の茎が直立する。茎ははじめ赤茶色でのちに緑色になり高さ15-30㎝、株の3-4節にはには膜質の鱗片葉があり、上部2節に大型の葉がある。大型の葉の節間はごく短く、4枚の葉が輪生するように見える。頂生する1本の穂状花序を伸ばし、密に多数の花をつける。花には花弁も萼もなく、1個の雌蕊と子房に雄蕊3個からなる。細長い白色部がよく目立ち、葯隔(雄蕊の一部)と呼ばれる。この基部に2個の黄色の葯がある。(2018.4.19)

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