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トキワイカリソウ

日本海側に分布するイカリソウ
 前日のイカリソウに続き、過去に撮影した近縁種を掲載してまとめたい。トキワイカリソウには白色と紅紫色の花があり、新潟県では白色、山陰地方では紅紫色が分布する。福井県では両色が混在しているといわれ、実際に訪れて観察したことがある。写真上は新潟県、下は福井県での撮影、白色と紅紫色の境目は福井県辺りといわれている。
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トキワイカリソウ(メギ科)Epimedium sempervirens 常盤碇草
 本州(東北地方~山陰地方の日本海側)に分布、多雪地の落葉広葉樹林の林床または林縁にはえる多年草。地上茎は高さ20-60㎝。葉は2回3出複葉。常盤(トキワ)は名のとおり、根出葉は冬にも枯れないで翌年まで残る。花の上の葉が新葉で、葉が開くとともに開花する。花のつくりを観察すると、花弁(4個)の外側と内側に萼片(計8個)をもち、外側は開花とともに落下する。
 日本海側特有のスミレなどと一緒に咲く様は、雪の少ない太平洋側では見られない美しい花園である。 (写真上2015.4.29 写真下2015.4.24)

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