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ヒメフタバラン [ランの仲間]

不思議な形の花に感激
 高さ10㎝に満たない小さな植物に出会うことができた。2枚の葉がなければ花に気づくことは困難だ。いつも撮影しながら感じることだが、花の大小にかかわらず自然の巧妙さに驚くことが多い。
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ヒメフタバラン(ラン科)Neottia japonica 姫二葉蘭
 本州(宮城県・山形県以南)~沖縄に分布、山中樹林下にはえる多年草。暖帯の常緑樹林下に生育することが多いが、この個体は落葉広葉樹林内にあるアオキの下にはえていた。茎は淡紅褐色で高さ5-30㎝、葉から上の茎には開出する腺毛がある。花期は3-5月、2-6個の花をまばらにつける。下に伸びる唇弁の長さは6-8㎜。この唇弁の基部ある左右に伸びる1対の突起を耳状突起と呼んでいる。花の中心部にある緑色部分を蕊柱(雄蕊と雌蕊が融合したもの)と呼び、この部分を耳状突起が反転しながら囲んでいる(写真下)。この特徴がヒメフタバランとミヤマフタバランとの違いといわれている。
 (2018.4.13)

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