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アカネ

黒い実シリーズ
 初冬の明るい林を歩いていると、黒い実をたくさんつけたつる植物があった。ピント合わせに迷うほどの数である。深度合成したいような被写体である。
akane.jpgakane2.jpg
アカネ(アカネ科)Rubia argyi
 本州~九州に分布、山野にふつうに見られる多年草のつる草。分枝する細い根茎がある。茎はよく分枝し、長さ2mほどになり、4稜があり、稜上に下向きの刺がある。葉は対生し、葉と同形の托葉が2個ついて4個の輪生に見える。果実(液果)は熟すると黒くなる。果実は本来2個の核からなり、2個の果実が合着したような形であり、ときに1個のみ成熟して球形となる。根は黄橙色で乾くと赤色となり、染料として使われてきた。和名は乾いた根の色による。
 多くの実をつけた個体であるが、ピントをどこにするか悩んだ写真となってしまった。すでに葉は落ちているが、茎の特徴や葉の付け根の偽輪生は辛うじて確認できる。(2017.11.26)

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