コハマギク

海岸に咲く野菊
　地味な花であるが、ハマギクと分布域が重なるところが多い。それゆえに、ハマギクとセットで見たい花である。

コハマギク（キク科）Chrysanthemum yezoense 小浜菊
　北海道（根室から渡島までの太平洋沿岸）、本州（青森県竜飛崎から茨城県までの太平洋沿岸）に分布、海岸の岩上に生える多年草。ハマギクと分布域は重なるところが多いが、花はひとまわり小さく、茎の高さも10-40㎝と低い。最も異なるのは葉の形で、5中裂または5浅裂して広卵形。
　撮影地には海を臨む崖にも生えているが、開花していたのはわずかこの一輪のみ。寂しい写真となってしまったが、すぐに来られる場所ではないので証拠写真とした。(2017.10.17)