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コウヤコケシノブ [シダの仲間]

恨めしい秋の長雨
 10月中旬といえば、天高い秋晴れが期待できる季節と思ってきた。そして、「果たして今は秋の長雨の季節なのか」と疑いたくなるような天気が続いている。固定観念をいだくことは危険なことだが、秋霖は9月の頃というイメージがある。
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コウヤコケシノブ(コケシノブ科)Hymenophyllum barbatum
 本州(青森県以南)~九州、沖縄に分布、樹幹や岩上に着生するが、まれに地上生ともなる常緑性の小さなシダ。葉身は羽状複葉で、暗緑色(若葉は黄緑色)、長さ4-8㎝、幅1-3㎝。コケシノブ科には本種に似ているものが数種あるが、包膜が二弁状であること、葉縁に不規則な鋸歯が見られること、などからコウヤコケシノブとしたが、あまり自信はない。

 ノコギリシダと同じ小渓流沿いで撮影したが、本種はより広い範囲に生えていた。薄暗く湿った場所に多いが、日当たりが悪ければ多少乾きやすい所でも適応できるようだ。(2017.10.8)

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