SSブログ

ウチワゴケ [シダの仲間]

久々に花の咲かない植物
 今日(10月10日)は夏を思わせるほど気温が上昇した。数日前、低山の沢沿いで涼しそうなシダを撮影したので掲載したい。
uchiwagoke.jpguchiwagoke2.jpg
ウチワゴケ(コケシノブ科)Crepidomanes minutum 団扇苔
 北海道や東北地方ではややまれであるが関東地方以西~沖縄ではふつうに分布、低地の山林内の岩上や樹幹上に生える常緑のシダ植物。和名は葉が丸く、団扇のように見えることによる。団扇形の葉身は、長さ7-15㎜、幅は長さよりやや大きい。葉身の辺縁は不規則に浅裂~深裂し、掌状になる。ソーラス(胞子嚢群)は葉縁の葉脈の端につく。
 葉身の大きさや薄さからコケ植物を思わせる。コケシノブ科は小さいものが多くて紛らわしいが、本種のような形のものはわずかである。シダ植物に疎い私にも区別できるシダの一つである。(2017.10.8)

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。