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シラネヒゴタイ [キクの仲間]

ヤハズヒゴタイの高山型
 前回、高山帯の厳しい環境と植物についてふれた。トウヒレン属Saussurea には高山帯に生える種類があることは知っていた。この仲間は紛らわしいので避けてきたが、高山帯の稜線で次々と現れてくるので記録として撮った。まだ咲きはじめであるが、本来のヤハズヒゴタイとは少し違う感じがした。
takanehigotai.jpg
シラネヒゴタイ(キク科)Saussurea triptera var. kaialpina 白根平江帯
 南アルプスに分布、高山帯の裸地に生える多年草。ヤハズヒゴタイの高山型で、草丈はより低く高さ10-20㎝。 3翼があるとしてつけられたtriptera であるが、茎にはよく目立つ翼がある。頭花は1-5個(ヤハズヒゴタイの頭花は7-24個)。黒紫色の総苞片は5裂。
 頭花の数が3個以上をタカネヒゴタイ、1-2個をシラネヒゴタイとする考え方もある。ここでは、いつも基準にしている図鑑及び文献に従った。いずれにしても、この仲間は紛らわしい。(2017.8.9) 
【参考文献等】
佐竹義輔他 編(1981), 日本の野生植物 草本Ⅲ 合弁花類 平凡社
米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info

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