SSブログ

ミヤマホツツジ [ツツジの仲間]

東信の花巡り
 訪れた地には、旧火口原を源とする高層湿原や低い針葉樹と草原からなる稜線に登山道が通じている。訪れる人も多いが、樹林下でひっそりと咲く花には関心がないようだ。
miyamahotutuji.jpgmiyamahotutuji2.jpg
ミヤマホツツジ(ツツジ科)Elliottia bracteata 深山穂躑躅
 北海道、本州(中部地方以北)に分布、亜高山の林縁や高山の岩場などに生える落葉小低木。樹高は30-100m。本種は、ホツツジ属Elliottia とするものとミヤマホツツジ属Cladothamnus にする2つの考え方がある。このブログでの学名は米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info に従っているので前述の表記とした。新鮮なホツツジの花として撮影したが、帰宅して画像を確認するとホツツジではないことが分かった。

 雌しべ(花柱)が真っ直ぐに突き出るホツツジに対して、ミヤマホツツジの花柱は突き出て大きく反り返る。まるで象の鼻のようだ。いつも感心することだが、花の大小や色合いにかかわらず、どの花も実に巧妙にできている。雄しべ(6個)の扁平な花糸にある紅色の筋はお洒落な模様だ。 (2017.8.3)

nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。