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オオウラジロノキ

高木に咲く花
 5月14日、「彩の国ふれあいの森」のイベントに参加した。残念ながらシオジの原生林まで行けなかったが、普段入ることのできない森林管理道から奥秩父の森林を満喫した。新緑が美しく、花をつけている高木もある。望遠レンズでも届かないものがほとんどであるが、荒川の源流・中津川に架かる橋から10mを超える木の花を身近に見ることができた。
oourajironoki.jpg
オオウラジロノキ(バラ科)Malus tschonoskii 大裏白の木
 今年はヤマナシの花を見たいと思っている。期待して近づくと、ズミの仲間であることが分かった。橋の上から見下ろすような位置で高木を見ることができ、しかも葉に触れることもできた。はじめて見る樹木なので葉と花の特徴が分かるように撮影、帰宅して図鑑で調べた。
 本州、四国、九州(八重山)に分布、山地のやや乾燥した尾根などに生える。関東地方では、シイ・カシ帯上部からブナ帯で見られる。リンゴ属Malusの落葉高木で高さ10-15m、胸高直径は30-40㎝になる。若葉は綿毛が多く、成葉では表面は無毛になるが裏面は白い綿毛がやや密生する。花期は5月、散形花序を出して数個の花(径2.5-3㎝)をつける。花は白色、まれに淡紅色を帯びる。果実はナシ状果(径2-3㎝)、果肉にはナシのような石細胞があるという。食用になり、味はリンゴのような酸味があるらしい。
 別名をオオズミ、ズミノキ、ヤマリンゴといい、和名の由来は同科アズキナシ属Ariaのウラジロノキに似て果実が大きいことにによる。(2017.5.14)

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