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ツルカノコソウ

地味な花
 新緑が目に眩しい季節になってきた。ゴールデンウィークが近づき、初夏の花が咲き始めている。スミレやサクラソウなどの春を代表する色鮮やかな植物の記事が続いたので、久しぶりに地味な花を取りあげてみた。
tsurukanokosou.jpgtsurukanokosou2.jpg
ツルカノコソウ(スイカズラ科)Valeriana flaccidissima 蔓鹿の子草
 クロンキストやエングラーなど、従来からの分類ではオミナエシ科の植物であったが、AGP体系では上記の科に分類されている。

 和名の「ツル」は、根元から細長い走出枝(ランナー)を地表に匍わせて、その先に新しい株をつけて繁殖することによる。また、花を上から見ると蕾が鹿の子絞りに見えることで鹿の子草。カノコソウに比べて花はより小さく、花冠の長さ2-2.5㎜程度で目立たない。
 本州、四国、九州に分布、山地の木陰にふつうに見られる多年草である。(2017.4.27)

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