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ユキワリイチゲ [イチリンソウの仲間]

彼岸明けの花巡り
 暑さ寒さも彼岸までというが、今年は季節の進み具合がゆっくりである。今のところ、異常なほど早く進んだ昨年とは違うようだ。以前からこの季節に是非みたい植物があった。植物園で見たことはあるが、やはり自生地で一度はじっくり観察したい。
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ユキワリイチゲ(キンポウゲ科)Anemone keiskeana 雪割一華
 アズマイチゲに続いてイチリンソウ属(Anemone)の再登場である。分布は本州西部から九州、3月に径3-3.5㎝の花を1個つける。地上部は初夏の頃には枯れる。秋になると葉は地上に出て冬を越すという。葉の色が薄く枯れたように見えるのは、そのためであろうか。逆に、葉の裏はシソ(紫蘇)のような濃い紫色をしている。
 花はとても上品な薄紫色、花弁状に見える部分は萼片で日光が十分当たらないと開花しない。午前の早い時間帯では閉じていることが多い。この日は正午前から薄日が当たりはじめ、現地に着いた午後2時には絶好の撮影条件になった。この自生地は有名で、マイクロバスで団体が訪れるほどの場所である。団体が帰り静かになった頃、花の特徴を観察しながら撮影を開始した。(2017.3.23)
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