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ヤブツバキ

樹木の春
 関東平野に点在する林や丘陵地を歩くと冬芽や枝の色合いが変わってきた。太陽光の強さも増しているのだろうが、春の気配を感じる。ネコヤナギやハンノキ(3月3日)のような地味な花だけでなく、色鮮やかな花をつける樹木もある。
yabutsubaki.jpg

ヤブツバキ(ツバキ科)Camellia japonica 藪椿
 ツバキには200種を越える園芸品種があるという。それに反して、日本に自生している野生種はヤブツバキを含め、その変種とされるユキツバキとヤクシマツバキなど、数は少ない。本種は東北地方以西の暖地に生える常緑小高木で、照葉樹林(シイ、カシを中心とする林)を構成する代表的な種の一つである。早春から咲くイメージがあるが、冬に開花する地域も珍しくない。三浦半島などの温暖な地域では晩秋から咲きはじめている。開花期には花を訪れる昆虫が少なく、花粉の媒介はメジロなどの鳥類が行っている。(2017.2.28)


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