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ヒメウズ

人里の小さな花
 スハマソウを撮影して人里に戻ると陽だまりの場所があった。すでにヤマルリソウが見頃で、タチツボスミレも咲きはじめている。休みながら他の被写体を探していると小さな花に気づいた。
himeuzu.jpghimeuzu2.jpg

ヒメウズ(キンポウゲ科)Semiaquilegia adoxoides 姫烏頭
 小さな多年草で、地下に塊茎がある。花は小さく、径は約5㎜。花弁状に見える部分は萼片で、この内側の黄色みを帯びた筒状の部分が花弁で、長さは約2.5㎜。ヒメウズ属(Semiaquilegia)は1属1種で、このヒメウズのみである。オダマキ属(Aquilegia)に分類する考え方もある。
 本州(関東地方以西)、四国、九州の暖地に分布、人里に近い山すそ、畑や道ばたの草むら、石垣の間などに生える。花期は3-5月、うつむき加減に花をつける。
 静かな人里の狭い生活道路から一段高い所で咲きはじめていた。下から覗くようなアングルで撮影することができた。好きな言葉ではないが、いわゆる雑草の一つ。じっくり観察すると、とても趣のある花だ。(2017.3.4)


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コメント 2

HiroKen

こんにちは、初めまして。画像掲示板へのコメントをありがとうございます。
ヒメウズは自宅近くにも咲くので、何度か撮影したことがありますが、小さいためか、なかなかうまく撮れません。
こちらの画像はとてもうまくヒメウズの特徴を捕らえられていますね!
他の記事も拝見しました。観察されている花が私たちと少し似ていて、親近感を覚えました。
by HiroKen (2017-03-07 15:01) 

hanameguri

コメントありがとうございます。
ヒメウズは小さく繊細な個体なので、風のある日の撮影には苦労しますね。
本文にあるように咲いている場所に救われ、比較的楽な姿勢で撮影できました。
平らな場所では、匍うようにして撮影しなければなりません。
まだブログ初心者ですので、足らないところがありましたらご指摘ください。
by hanameguri (2017-03-07 15:20) 

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