SSブログ

モミジガサ [キクの仲間]

一級品の山菜
 葉が開ききらない若葉の頃が旬といわれる。美味しい山菜として珍重されるが,トリカブトの若葉と見違えて誤食する事案があるので注意が必要だ。
momijigasa.jpgmomijigasa2.jpg
モミジガサ(キク科)Japonicalia delphiniifolia 紅葉笠 別名 シドケ,シドキ,モミジソウ
 北海道~九州に分布,山地の適湿の木陰に生え,地下茎を水平に伸ばして先に新苗を着けて殖えるので,しばしば群生する。
 茎は直立し,無毛,暗紫色,高さ60-80㎝上部に短く縮れた毛がある。茎葉は多数,有柄で,柄には翼がなく,長さ14㎝に達する。
 葉身は長さ15㎝,幅20㎝に達し,モミジ状に裂ける。表面は無毛やや光沢があり,裏面には疎らに絹毛がある。
 花期は8-9月。頭花は円錐花序に多数着く。総苞は淡緑白色で筒状をなし,長さ8-9㎜。総苞片は5個。頭花は5個の小花からなり,両性花。雌蕊の花柱は2裂し,先は反り返る。モミジガサ属Japonicalia ではなく,コウモリソウ属Parasenecio とする考え方もある。(2023.8.21)


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。