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コウリンカ [キクの仲間]

生育地は適湿の草原
 反り返って咲く長い舌状花が一見萎れたように見える。今年は数箇所で見かけた。環境省では絶滅危惧Ⅱ類(UV),埼玉県では絶滅危惧ⅠA類(CR)指定されているのが意外である。食害が減少理由とされているが,個人的には茅場や草原などの生育地減少が大きいと感じている。
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コウリンカ(キク科)Tephroseris flammea subsp. glabrifolia 紅輪花
 本州の温帯域に分布,日当たりの良い山地の適湿の草原に生える多年草。
 茎は直立し,下部には枝を出さず,高さ50-60㎝で,ほとんど毛はないか,または上部に少しくも毛がある。
 根出葉には長柄があるが,開花時に枯れる。下部の葉は広倒披針形で長さ10-16㎝,幅18-35㎜,鈍頭,基部へ向かってしだいに狭くなり,基部はやや茎を抱き,茎に短く沿下し,縁に不揃いな微凸歯があり,両面に少しくも毛がある。中部の葉は披針形で,基部は茎を抱く。

 花期は7-9月。頭花は6-13個,やや散状につき,径3-4㎝,長い舌状花があり,反り返って咲く。花柄は花時に長さ5-16㎝。総苞は長さ5-8㎜。舌状花冠は長さ17-22㎜,幅2㎜。(上2023.8.21 下2023.7.27)


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