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ノハナショウブ

園芸品種ハナショウブの原種
 同じ仲間のアヤメやカキツバタに比べ花期が遅い。次々に花を咲かせるのではなく,1花の寿命は数日間で群落全体では1週間程度とみられる。ハナショウブの学名が I. ensata var. ensata と表記されていることから原種の方が変種扱いとなっている。
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ノハナショウブ(アヤメ科)Iris ensata var. spontanea 野花菖蒲
 北海道~九州に分布,山野の草原や湿原に生える多年草。分枝する根茎に褐色の多くの繊維がある。
 葉は剣状で,長さ30-60㎝,幅5-12㎜,中肋は隆起してが目立つ。
 花期は6-7月。高さ40-80㎝の花茎が立ち,頂部に数個の苞があり,その中から数個の花を次々に開く。花は赤紫色で径約10㎝。外花被片は楕円形で先が垂れ,中央から基部の爪にかけては黄色である。内花被片は狭長楕円形で直立し,長さ4㎝内外,花柱分枝の先は2裂し,裂片はほぼ全縁。葯は黄色。(2023.7.15)


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