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オトメアオイ

花期が特徴
 カンアオイ属 Asarum の中では異質な存在で6月から8月に開花期を迎え,新しい葉は翌春に出るという。和名は発見地の箱根乙女峠に因む。
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オトメアオイ(ウマノスズクサ科)Asarum savatieri subsp. savatieri 乙女葵
 本州(神奈川県,静岡県)に分布,富士箱根火山帯に特産する常緑多年草。
 茎や葉はカントウカンアオイに似ているが,花は小型で径約1.5㎝,ヒメカンアオイに近く,開花期の夏に葉が出ず,翌春の結実期に葉を出すのが特徴。
 草丈は10㎝位,葉は腎円形で,長さ6-12㎝,幅5-9㎝,葉面に光沢はなく,短毛が散生する。葉柄や葉裏は暗紫色を帯びる。
 花期は6-8月。花は翌年まで残る。花は径約1.5㎝。萼筒は淡褐色~緑紫色,円みを帯びた筒形で上部は軽くくびれる。萼裂片は3角状卵形で,長さは萼筒とほぼ同長,平開するかやや斜上し,後方に反らない。(2023.7.12)



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